障害児通所施設
障害児の通所施設は大きく分けて二種類あります。
ひとつは未就学児を対象としている「児童発達支援」そしてもうひとつは小学校以上の児童、生徒を対象とした「放課後等デイサービス」です。今回は「放課後等デイサービス」で子供たちがどのように過ごしているのかを紹介していきたいと思います。
放課後等デイサービスとは
放課後等デイサービスは小学一年生から高校3年生までの障害のある子ども(または発達に特性のある子ども)を、放課後や夏休みなど長期休暇中に預かる施設です。
放課後の学校施設を利用したり児童館などで行われている学童保育などと違い、対象を障害児や発達に特性のあるお子さんに絞っていることで、より適切な保育や療育が行われているのが特徴です。
放課後等デイサービスの一日
ここでは、トップページでも紹介している「ふれあい」という放課後等デイサービス施設の例を参考に、一日のスケジュールを紹介していきます。
<平日>
下校 | |
15:00 | はじめのかい・体操 |
15:30 | 学習(宿題・課題) |
16:00 | おやつ |
16:30 | プログラム療育 |
16:50 | 個別療育 |
17:30 | かえりのかい・帰宅準備 |
18:00 | 出発 |
順次、自宅へ到着 |
<休校日>
自宅へお迎え/各自来所 | |
10:00 | はじめのかい・体操 |
10:30 | 個別療育 |
11:20 | 学習(宿題・課題) |
12:00 | 昼食 |
13:00 | プログラム療育 |
13:20 | 個別療育 |
15:00 | おやつ |
15:30 | 個別療育 |
16:00 | かえりのかい・帰宅準備 |
16:30 | 出発 |
順次、自宅へ到着 |
一日のスケジュールを見ると、おやつの時間があったり、学習の時間があるのは学童保育と似ていますが、その他に療育の時間が設けられていたり、それぞれの活動の中に生活習慣や集団活動のルールを学べる機会が設けられています。
「ふれあい」のプログラム療育や個別療育で行われている遊びや活動の中で特に人気なのは、ロボット教室。ロボットを制作してそれを動かすことで、集中力や想像力を養うことができます。
その他にもアイロンビーズなどの工作活動、知育玩具などを利用した遊び、楽器等を利用した音楽活動など室内でゆったり楽しめるプログラムから、近くの公園でのサッカー教室など体をフルに使ったプログラムが提供されています。
特色のある療育プログラム
通所施設では施設ごとに特色のある活動が行われています。
今回は「ふれあい児童発達支援・放課後等デイサービス」の例をご紹介しましたが、ある施設では自分たちのお昼ごはんを自分たちで作る「調理実習」が行われていたり、ダンスやリトミックなどの音楽療育などが行われていることもあります。
ぜひお子さんの好きなことが思い切りできる施設を探してみてください。